トヨタ クラウンアスリート ライト研磨+Ochrona施工

この度、トヨタ クラウンアスリート ライト研磨+Ochrona施工のご用命でお預かりしました。

3つ前の型になる18系のクラウンアスリートですが、王冠のエンブレムの存在感は健在です。長い年月を経る間に、各所にダメージを受けており、そのダメージを可能な限り取り去り、クラウンらしい強いオーラを復活させていきます。

まずは洗浄工程です。

シャンプー洗車を行った後に、蓄積された汚れをそれぞれの汚れに適した洗剤を使用して除去していきます。いつも細部の洗浄の紹介をしているので今回は別の内容を紹介したいと思います。

下の画像はボンネットを写したものですが、ボンネット上が白濁しています。これは、塗装上についた水シミをケミカルにより分解し、除去しているところです。磨く前にきちんとシミを落とすことで磨いた後の出来栄えも変わってきます。

洗浄を終えると研磨工程に入ります。

当店では外光を遮り、傷確認用のライトを当てて研磨作業を行っています。なぜ、蛍光灯等ではなく専用のライトを使っているのかをご紹介します。

下の写真は、1工程目の研磨を終えたフロントフェンダーです。蛍光灯の光では一見きれいに仕上がっているように見えます。

これを傷確認用のライトを当ててみると下の写真のようになります。

はい、研磨の際についた研磨傷（バフ目）がはっきりと見えます。この傷確認用のライトは、西日を模して造られており、西日が当たるとこのように見えてしまいます。蛍光灯等の傷の見えにくい環境下で仕上げた場合、この研磨傷に気が付かず、コーティングを施工してしまいお客様の手にわたってしまうということになります。せっかく綺麗にしてもらおうと、磨きとコーティングを施工したのに西日が当たって、このような傷が見えるのでは美しくないですよね。せっかく磨いてコーティングをするのなら、美しく仕上げたいと私は思います。

そのため、当店では傷確認用のライトを用い、傷の見える環境下できちんと傷を確認しながら研磨を進めております。

それでは、いつものように研磨の事例を紹介いたします。

こちらはCピラーになります。はっきりとダメージが確認できます。

研磨後は、きれいな塗装面となりました。研磨傷が目立ち、磨きにくいとされている202ブラックですが、当店では研磨傷を残さず研磨が可能です。

研磨を終えたら最後にコーティングです。

今回施工するコーティングはOchronaで国内カーフィルム大手のIKC社よりリリースされているコーティングで、塗装の色を最大限に引き立たせるガラス質の無機被膜形成するシロキサンレジンを使用したコーディングです。特殊フッ素レジンを被膜にドープし、驚異的な撥水パワーを付与することで、汚れや花粉、黄砂の固着を防ぎます。

きちんと下地処理をし、コーティングすることにより、黒がさらに黒々しくなります。黒々しくなったクラウンはとてもオーラがありますね。

この度は、ご入庫ありがとうございます。